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「僕から離れようとするなんて、ちょっと予想外だったからさ」

「そうなの?」

なんだろう、その自信。

「まあ、僕にはずっと頼っていいし、ずっと甘えていいから。大丈夫だよ、安心して」

そのすごい自信はどこからくるんだろう。

「ずっと、は無理なんじゃないの?」

「無理じゃないよ。僕はずっと君のそばにいるよ」

ちょっとすごいことを言われたような気がしてじわっと耳まで赤くなるのを感じた。

「可愛いね、ハルは。僕から離れるなんて絶対に許さないよ」

そのセリフにも免疫がなくて、ますます赤くなった。

和馬は嬉しそうにククッと笑いながら、ぎゅうぎゅうと抱き締めてきた。

こんな和馬、初めて見た。

こういうところもあるんだ。

これはちょっと困る。

私、ドキドキしっぱなしになっちゃうよ。
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