ページをめくって
家に帰ってから、勇気を出して今まで思っていたことの1つを言ってみた。

「ずっと外食だけど、明日から」

「何か作ろうか、とか言おうとしてる?」

「……言おうとしてる。……ダメ?」

和馬は少し考えてから、口を開いた。

「ダメっていうか、無理をしないならいいんだけどね。だいたい、『ダメ』っていう僕の言葉をいい子に聞いてしまうこと自体、ダメなのかもね」

「え?」

ダメはダメ、なんじゃないの?

「んーとね、ハルが思ったことを好きなようにするのが一番だと思ってるんだよ」

「……うん?」

「でも、ハルは思ったことを好きなようにやっているつもりでも、実はそれは僕に気を使って無理をしている行動で、そのうち辛くなるんじゃないかと思うわけ」

確かにそれはあるかもしれない……。
< 281 / 522 >

この作品をシェア

pagetop