ページをめくって
唇を離して、額をつけた。

「寝る前だからノーブラなの?」

「え?」

……しまった。

「ダメって言われても、もう無理」

「……あっ」

和馬はスイッチの方を見もしないで電気を叩き消すと、私の両肩を掴んでベッドに座らせ、そのまま倒した。

軽い衝撃と破裂しそうな鼓動でめまいがする。

そのまま私を囲むように和馬は肘をついた。

じっと見下ろす切なげな熱っぽい瞳と目があって、思わず息を飲む。

和馬はそっと唇を合わせると、またもとの位置に戻って、じっと見つめてから口を開いた。

「愛してる」

心臓が握り潰されてしまったみたいにキュウッと痛くなった。

そのまま私の首筋に顔を埋めて、もう一度言った。

「愛してるんだ」

耳元で聞こえた、くぐもった声がたまらなく愛しくて、背中に両手を回してギュッと抱きついた。

そのまま耳に口づけられ、ゾクッとして思わず小さな吐息が漏れる。

もう止めることなんてできない。
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