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服の中に手が滑り込んできて、ビクッとすると和馬は手の動きを止めた。

「寝る時、Tシャツでもいいけどね、Tシャツにノーブラはちょっと、刺激的過ぎるかな」

「ち、ちがっ……」

いつもはブラ付きキャミを着てるのに……。

今日に限って、お風呂に持ってくの忘れたんだもん。

和馬はよいしょっと言って私の上半身を起こした。

「脱がせにくいから、今度パジャマ買ってあげる」

あっという間にTシャツを捲られて、上から脱がされてしまった。

守るものがなくなって、ひんやりした空気に肌寒さを感じる。

これは……、こんな万歳みたいな格好で脱がされるの、かなり恥ずかしい。

「いや、……これはこれでかなりヤバイかも」

和馬は肩を掴んで私をじっと見ると、ククッと笑った。

「やだよ、……恥ずかしいよ」

「ハル、可愛すぎ」

和馬はそう言って自分の服も脱ぎ捨てると、私を押し倒してキスをした。

何度も何度も深く、意識が遠退くまで。

大きな手が肌を滑っていくのを感じて、体を捩ったけど、ガッチリ固定されていて動けない。

どうしよう。

指先一つの動きにも敏感に反応してしまう。

和馬の動きに夢中になって、もう、考えなしに反応することしかできない。

こんなこと、今までなかったのに……。

どんどん理性がなくなって、落ちていく。

深く、深く……。
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