ページをめくって
買い物カゴを持って思い出した。
「そういえば、明日は迎えに行けないんだ」
「お仕事?」
「うん」
明日は大盤解説の仕事が入っていた。
「場所はそんなに遠くないんだけどね、9時には終わらないと思うんだ」
「そうなんだ」
ハルは野菜を手に取りながら何かを考えているようだった。
「和馬、いつも迎えに来てくれるけど、本当に悪いなって思うんだ」
「そんなことないよ」
「でも、その為だけに外に出るなんて」
「いやいや、僕も少しは外に出ないといけないからさ」
僕は一日一歩も外に出なくても平気な人間だ。
でも、あんまり家に閉じこもっていると、人としてダメになっていきそうな気がするから、理由をつけて外に出たいというのはあった。
「でも……」
「ハルの会社はうちから近いし、ちょっとコンビニに行くのとそんなに変わらないよ」
「そんなに近くないよ」
「迎えに来てほしくない理由でもあるの?」
「もう、すぐそういう意地悪なこと言う」
「意地悪じゃないよ」
「だって、迎えに来てほしくない理由なんてあるわけないもん」
「本当?」
「うん」
「なら、いいじゃない」
この勝負は僕の勝ち、だね。
「そういえば、明日は迎えに行けないんだ」
「お仕事?」
「うん」
明日は大盤解説の仕事が入っていた。
「場所はそんなに遠くないんだけどね、9時には終わらないと思うんだ」
「そうなんだ」
ハルは野菜を手に取りながら何かを考えているようだった。
「和馬、いつも迎えに来てくれるけど、本当に悪いなって思うんだ」
「そんなことないよ」
「でも、その為だけに外に出るなんて」
「いやいや、僕も少しは外に出ないといけないからさ」
僕は一日一歩も外に出なくても平気な人間だ。
でも、あんまり家に閉じこもっていると、人としてダメになっていきそうな気がするから、理由をつけて外に出たいというのはあった。
「でも……」
「ハルの会社はうちから近いし、ちょっとコンビニに行くのとそんなに変わらないよ」
「そんなに近くないよ」
「迎えに来てほしくない理由でもあるの?」
「もう、すぐそういう意地悪なこと言う」
「意地悪じゃないよ」
「だって、迎えに来てほしくない理由なんてあるわけないもん」
「本当?」
「うん」
「なら、いいじゃない」
この勝負は僕の勝ち、だね。