ページをめくって
うつむいたままハルは真剣な表情をした。

「……私、またこの間みたいに感情をコントロールできなくなって、子どもみたいに爆発したりするかもしれない。和馬に嫌な思いをさせるかもしれない……」

「どんなハルも好きだって言ったでしょ?もしお互いに嫌な思いをしたとしても、また話をして解決しよう?でも、爆発する前に言いたいことを言うって約束は守って」

「うん、守る。守るけど、……私なんかでいいのかな」

そんなの、ハルじゃないといけないのに。

わかってないね。

「ハルがいてくれるだけで僕は幸せだよ。ハルじゃないとダメなんだよ。自信持ってよ」

「うん。でも、……んっ」

まだ何か言おうとしたから、ついキスをして口を塞いでしまった。

僕はすぐに唇を離した。

「ハルはどうしたいの?僕と一緒にいたい?」

「一緒に、いたい」

「じゃあ、それでいいじゃない」

「うん。……そう、だよね。私、和馬と一緒にいたい。それは本当なの。……私も私にできる方法で和馬のことを大事にして、ずっと一緒にいたい」
< 462 / 522 >

この作品をシェア

pagetop