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和馬はものすごく重たそうな将棋盤を持ち上げると隣に部屋へ持っていった。

「うちの母親がね、布団を置いていったんだ」

「え?そうなんだ」

「なんか、喧嘩した時の避難場所にしたかったみたいなんだけどね、今まで一度も来てないから、まあ、あの2人は大丈夫なんだろうね」

そう言って、押し入れから出した布団をベランダに出すと、何回か叩いて持ってきた。

「セットになってるみたい。適当に使って」

「うん、ありがとう」

そういえば、まだ台所をちゃんと見せてもらってなかった。

「台所、見てもいい?」

「ん、いいよ」
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