ページをめくって
なんか胸がざわざわして、苦しくなった。

「でも、ダメでいるなんて……」

「できない?」

「……怖いな」

「大丈夫だよ。怖いもなにも、昨日からずっとダメなハルだし」

「うっ、それは……そうだけど」

確かに私、昨日から本当にダメダメだ。

「だからね、ハルはハルのままでいいんだよ」

私は私のままでいい?

そんなこと、初めて言われた。

私のままの私って、何?

子どもの頃からずっと、許されなかったのに。

急にお父さんを思い出した。

あの時私は、お父さんに怒鳴られない私でなければならなかった。

どうしてだろう?
< 83 / 522 >

この作品をシェア

pagetop