芸能人とスキャンダル!?―ありえない恋―

「んん・・・・・。」


まだ薄暗い外、音もない部屋。


あんまりよく眠れへんかった。


いつもなら、すぐ眠れんのに。


(風邪引くやん・・・。)


ベッドの下には、まだクッションに顔を埋める笑美。


あのまま寝てしもうたんやな。


そっとクッションをとって、
笑美を抱えた。


・・・・軽い体。


頬には涙の跡が残っていた。


「ごめんな・・・?」


ベッドに寝かせてから、小さく囁いて、笑美のおでこにキスを落とした。


「春馬?」


「夏紀君?」


そっと部屋を出た時、同じく美空ちゃんの部屋から出て来た夏紀君と、顔を合わせた。


「お前もか、」


「ん?」


「お前も・・・寝れへんかったんやろ?」


さすがやな。思ってる事、同じや。


「おん・・・。」


久しぶり。てゆうか、初めてかな?こうやって夏紀君と二人で話すんわ。


「初めてやなぁ。」


「何?」


「こんな気持ち、初めてやねんなぁ。」


しみじみと、少し笑いながら話す夏紀君。


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