冬に咲くヒマワリ
俊介の言葉に
思わず手が止まった。
「本当に五十嵐の事、好きなのか?」
「…何よそれ。どうゆう意味?」
ピーと音が鳴り、A4のコピー用紙がなくなった事を知らせる。
だけどそれには目もくれずに俊介を睨み付ける。
「何か玲を見てっと、五十嵐が好きなのか、あいつと付き合う事で得る優越感に浸りたいのか、どっちなのかよくわからねぇ。」
「…優越、感?」
その意味がよく理解出来ずに立ち尽くす。
だけど、あたしが本気じゃない、って事を言いたいのだというのだけはわかった。
クシャ、と資料を握り締める。
「俊介に、あたしの何がわかるの?」
…苛々する。
「何にも知らないくせに偉そうな事言わないでよね!」
そう言って乱暴に資料を俊介に押し付けると
あたしは自分のデスクへと足早に戻った。