7年越しのラブストーリー
「浅井さん。
さっきの話しは、本当ですか?」
高野くんが千夏に問い掛ける。

「うん」
千夏は即答した。

「そうですか!
でも俺、フリースロー勝負、諦めませんから!」
高野くんはそう宣言して、その場を離れた。

しばらくして―

『これよりフリースローの決勝を始めます』との放送がかかった。

『バスケ部キャプテンの佐藤くん、同じくマネージャーの浅井さん、チャレンジャーの高野くん。そして、特別参加の佐藤真尋さんは、フリースローラインの前まで来てください』

シゲと高野くんがステージを下りて行く。
俺は2人の動きを確認して、ゆっくり立ち上がる。
「千夏、行くぞ!」
俺が声をかけると、千夏は安定したように微笑んだ。
2人でステージを下りる。
すると、ギャラリーからの歓声が響いた。
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