マンガみたいな事が起きました。*続*
家に帰ると卵を無我夢中でかき混ぜてる舞がいた。
どうやら何かあったらしく、
いつもとは違うご様子。
近寄るなオーラを発していたため、
部屋着に着替えてリビングでのんびりすることにした。
ソファーからキッチンを覗くと、
舞の掛け声とフライパンの中にある卵が宙を舞った。
「見事なフライパンさばき…」
いつの間にそこまで上達したんだ?
女の成長は恐ろしい。
「でーきたー!!」
お料理終了の合図が聞こえたので、
テーブルに移動。
ケチャップを持って唸っている舞を余所に、他の料理が乗った皿を運ぶ。
“大好き”とか“キスして”とか
そういうのがケチャップで書かれていることを期待しながら、
オムライスを待つ自分に笑えてきた。
「はい、どーぞ」
目の前に出された皿。
そこにケチャップで記されていたのは、
“ヤキモチなう”
という言葉だった。