マンガみたいな事が起きました。*続*

家に帰ると卵を無我夢中でかき混ぜてる舞がいた。


どうやら何かあったらしく、
いつもとは違うご様子。


近寄るなオーラを発していたため、
部屋着に着替えてリビングでのんびりすることにした。


ソファーからキッチンを覗くと、
舞の掛け声とフライパンの中にある卵が宙を舞った。


「見事なフライパンさばき…」


いつの間にそこまで上達したんだ?


女の成長は恐ろしい。


「でーきたー!!」


お料理終了の合図が聞こえたので、
テーブルに移動。


ケチャップを持って唸っている舞を余所に、他の料理が乗った皿を運ぶ。


“大好き”とか“キスして”とか
そういうのがケチャップで書かれていることを期待しながら、
オムライスを待つ自分に笑えてきた。


「はい、どーぞ」


目の前に出された皿。


そこにケチャップで記されていたのは、


“ヤキモチなう”


という言葉だった。




< 370 / 423 >

この作品をシェア

pagetop