【完】俺様彼氏の言いなりに

「あーはいはい、もーいいって。
ちょっと慰めてただけじゃん。
つか嫌なら目離すなよな」

「離してねぇし」

「そうだねー、
ずっと見てたもんねー、仁くん」

「えっ、仁、ずっといたの...」

「んだよ、こいつ、それ知ってて里奈に見えないようにニヤニヤしながらゴミとか言いやがるし...」

「あ...悠くん、性格悪い...？」

「んー、里奈ちゃんに言われると
ちょっとグサッとくるなー」

ケラケラ笑いながら言う悠くん。

「あのねー、里奈ちゃん。
さっきの本気じゃないから安心してね♪
はい、お2人さんお幸せにー」

そう言って出て行ってしまった。