【完】俺様彼氏の言いなりに
そうやって俺らはちゃんと自分の気持ちを伝えあった後、水族館を出た。
「仁...
探したり話したりいろいろしてたらイルカさんのショー終わっちゃったね...」
里奈にとってはそれが一番の心残りだったようだ。
「わりぃ。
また来ればいいさ」
「うん、そうだね!
仁とだったらなんだって楽しい」
そうやって嬉しいことをすぐ素直にいってくれる。
こいつはほんとにかわいい。
でも俺は、まだ里奈に言い残したことがあった。