ウェディングドレスと6月の雨
ひょっとして穂積さんは私と一緒にいるところを見られたくない……とか。
「あの……穂積さん」
「いや。成瀬が気にならないならいい」
「気になる?」
「だから……」
穂積さんは言葉を濁した。シートベルトを外すと運転席から身を乗り出し、後部座席にあるホカ弁の袋を拾い上げた。
「俺といるところを見られて、嫌じゃないのか?」
「いえ」
「噂になるだろ。神辺さんのこともあるし」
私もシートベルトを外して膝の上でトートを広げる。残り物の唐揚げ、ブロッコリーのサラダ、隙間にチーズとミニトマト。ご飯の上にはふりかけ。別に嫌じゃない。穂積さんと一緒にいるところを見られても、少しくらい噂になっても構わない。だって穂積さんを好きなことに嘘は無いし、恥ずかしいことは何もない。
「……私は気にしません」
「成瀬?」
「穂積さんを思う気持ちに嘘はありません。だから誰が何を言っても堂々としますから」
「そうか。ならいい。ランチ、時々誘ってもいいか?」
私は頷いた。
穂積さんは私に気遣ってランチに誘うのを躊躇ってた。だから週末に無理して時間を……。
「あの……穂積さん」
「いや。成瀬が気にならないならいい」
「気になる?」
「だから……」
穂積さんは言葉を濁した。シートベルトを外すと運転席から身を乗り出し、後部座席にあるホカ弁の袋を拾い上げた。
「俺といるところを見られて、嫌じゃないのか?」
「いえ」
「噂になるだろ。神辺さんのこともあるし」
私もシートベルトを外して膝の上でトートを広げる。残り物の唐揚げ、ブロッコリーのサラダ、隙間にチーズとミニトマト。ご飯の上にはふりかけ。別に嫌じゃない。穂積さんと一緒にいるところを見られても、少しくらい噂になっても構わない。だって穂積さんを好きなことに嘘は無いし、恥ずかしいことは何もない。
「……私は気にしません」
「成瀬?」
「穂積さんを思う気持ちに嘘はありません。だから誰が何を言っても堂々としますから」
「そうか。ならいい。ランチ、時々誘ってもいいか?」
私は頷いた。
穂積さんは私に気遣ってランチに誘うのを躊躇ってた。だから週末に無理して時間を……。