ウェディングドレスと6月の雨
穂積さんもホカ弁の蓋を開けて箸を持つ。生姜焼き弁当。
「アンタも大胆だな」
「そうですか?」
「冷静で動じない。普通、男の真ん前で“好き好き!”って言うか?」
「え、そんなこと言いました?」
「ああ。俺を好きな気持ちに嘘はありませんって、今言ったろ」
「あ……」
自分が大胆発言をしたことに気づいて、わたしは俯いた。かあっと顔が熱くなる。
「好きなんて言ってません」
「違うのか?」
私のお弁当箱に右横から箸が入る。その箸は唐揚げを摘まむと拾い上げた。
「美味いな、唐揚げ」
「あ、ちょっと穂積さん」
「手作り?」
「はい。ちょっと薄味でしたね」
「胡椒が利いててちょうどいい」
穂積さんはホカ弁から生姜焼きを一枚箸で摘まんで私のお弁当箱に乗せた。
「交換」
「でも」
「そこのホカ弁なんだけど、美味いから食ってみろよ」
一口食べると甘めのタレに生姜が利いてて美味しい。ご飯が進む。
「なあ、メール」
穂積さんが呟いた。
「アンタも大胆だな」
「そうですか?」
「冷静で動じない。普通、男の真ん前で“好き好き!”って言うか?」
「え、そんなこと言いました?」
「ああ。俺を好きな気持ちに嘘はありませんって、今言ったろ」
「あ……」
自分が大胆発言をしたことに気づいて、わたしは俯いた。かあっと顔が熱くなる。
「好きなんて言ってません」
「違うのか?」
私のお弁当箱に右横から箸が入る。その箸は唐揚げを摘まむと拾い上げた。
「美味いな、唐揚げ」
「あ、ちょっと穂積さん」
「手作り?」
「はい。ちょっと薄味でしたね」
「胡椒が利いててちょうどいい」
穂積さんはホカ弁から生姜焼きを一枚箸で摘まんで私のお弁当箱に乗せた。
「交換」
「でも」
「そこのホカ弁なんだけど、美味いから食ってみろよ」
一口食べると甘めのタレに生姜が利いてて美味しい。ご飯が進む。
「なあ、メール」
穂積さんが呟いた。