あゆみ
私もその中に入って
悪さを覚えた。
施設を何回も抜け出して
不良達とつるんだ。
何回も警察にお世話になり
万引きや援交もしたし
見つかるたび逃げていた。
施設の人も私を
捕まえるのもあきらめた。
私はそんな生活を
ずっと過ごした。
しかし2年後
私は中学を卒業すると
不良のグループのひとりの
アツミの家に住み始めた。
アツミの家は母親と兄との
3人暮らし。
母親は朝も夜も働いている
ためあまり家に帰らない。
なので住んでも
なんの影響も出なかった。
ある日、アツミの部屋で
ひとりでテレビを
見ているとき
アツミの兄が部屋に
入ってきた。
名前はナオヤ。
これがナオヤとの出逢い。
この日をきっかけに
ナオヤと仲良くなり
付き合うことになった。
ナオヤは2歳上のホスト。
キレイな顔立ちからして
きっと女はたくさんいる。
でも私にはどうでもよかった。
エッチばっかりだけど
それでも一緒にいた。
それから1年後
ナオヤは一人暮らしを
始めた。
そしてナオヤと
一緒に住み始めた。
お互いにそこまで
感情はない。