引き立て役よさようなら(番外編追加)
それはflybyのマネージャーの横田だった。
「優花さんお久しぶりです。・・・元気そうでよかった。
 あいつが我儘言って申し訳なかったね。」
「いえいえわたしなんて・・・それより何かあったんですか?」
横田は変わりのない優花の笑顔に笑顔で返すと
バッグから茶封筒を差し出した。
「これは・・・」
「あいつから渡してくれって言われてね・・・」
ちらっと中身をみるとそこには1枚のディスクが入っていた。
「とりあえず、うちに帰ったら聴いてよ
あっ・・そうそう肝心な事忘れてた・・・来週の水曜日なんだけど仕事?」
優花はスマホを取り出し自分の休みを確認した。

「水曜日は仕事で・・・早番ですね。17時には上がれますがなにか・・・」
横田は手帳を取り出し何かを確認するかのように一人で頷くと
「・・・じゃあ・・・17時半に迎えにきます。」
「はい?」
迎えに来るとは?意味がわからず首をかしげる
「とりあえず、その中のCDをさ・・・水曜日まで聴いておいてください。
 じゃあ・・・失礼するね・・」
用件だけ言うと横田はエスカレーターへと歩いていたった。
何だがよくわからず首をかしげるものの
口元は緩んでした・・・
17時半に迎えに来る…って事は達央に会えるかも?!
うれしさのあまり茶封筒を思い切り握りしめていた。 
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