私がお嬢様をやめる時
「水嶋!!!」



私は男の名を呼び
飛び上がる。



あとちょっとで
お尻を触られるかと思った…




「おはようございます。」



表情は冷たいまま。
私の起き上がった勢いで
ずれたメガネのブリッジを
人差し指でくいっと押して戻す。



「これが一番効果的ですよ。」



そう言って
私のクローゼットに向かい
カチャカチャと服を用意し出す。
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