Jewel Memory*2つ年下



「ぅん〜‥」


眠たい目をこする。


まだ寝かせてよぉ。


内心そう思いつつ、学校あるし起きなきゃね。


「おはよ」


ママ、起こしてくれて感謝します。


あたしの挨拶を聞いて、ママは部屋を出ていった。



隣のダブルベットは、もう空いていて。


未来が起きて部屋を出たことを示してる。



上半身を起こした後すぐ、枕の隣に置いてあるケータイを掴んだ。



―――――

本文

おはよー☆

―――――


♪〜♪〜♪


送信後、すぐに流れる音楽。


―――――

本文

おはよう(^O^)/

―――――


毎日、朝するメールのやり取り。


もちろん相手は巳波。



返信をチェックして、あたしはボサボサに寝癖のついた髪をいじる。


「ふぅー」


1度、大きく息を吐いて目を閉じた。


「よしっ」


今日も頑張ろ!!




巳波から返信が来るだけで、つまんない学校にも行こうって思えるんだ。



1日の始まり。


大好きな人とのメール。





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