天国への切符
シーンとする家の中。
お葬式を終えたあたし達は、小さな骨壷と一緒に家に帰った。
慌ただしかった時間がやっと止まったようで、だけど何かを考える時間が出来た途端、どうしていいのかが分からなかった。
学校に行けるようなら明日からでも明後日からでも行きなさいとお父さんには言われたけど、どうしてもそんな気分にはなれなくて。
学校生活に戻るなんてこと、できるわけないと思った。
だからお父さんが会社を休んでいる間は、あたしも一緒に学校を休んで、ずっとふたりで家にいた。
おばあちゃんは、お通夜とお葬式の時以外は体験入所していた介護付きの老人ホームにそのままいて。
初七日法要が行われた日に、久しぶりに家に帰ってきた。