天国への切符



気を抜いたら涙が出そうだった。


だから慌てて目を開けた。


そしたら……いたんだ。


目の前に、お母さんがいた。




「…何で」


言いながら、涙がこぼれた。



「…あんた…バッカじゃない…っ…」



泣きながら、笑顔がこぼれた。



「何やってんの…っ…」


もう…涙は止まらなかった。


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