天国への切符


いつもは無視するはずのナンパ。


だけどこの時ばかりは違っていた。


四人みんながそれぞれイケメンで。

その中でも一番かっこよかったのがケント君だった。


「一緒に花火見ようよ」


誰が言ったかは覚えていない。

だけど自然な流れであたし達はケント君達と花火を一緒に見ることになった。


その時に連絡先を交換したあたしとケント君はそれから一週間後に初めてふたりで遊んで。


三回目に会った時には、この家に連れて来てもらった。


いくらなんでも家に行くのは早過ぎるんじゃない?

そうは思ったけど、好きになるのに時間なんてかからなくて。


「付き合ってほしい」

ここでそう言われた時、あたしは嬉しくて即答でOKした。


だけどケント君は現場仕事をしていて。

毎日平日土日問わず忙しいみたいだから、あたしはいつもケント君からの連絡を待つばかりだった。


「また俺から連絡するから」


そしていつもそう言われているから…こっちから連絡しづらいのが本音っていうか。


会いたいと思っても連絡できないから、こうしていきなり連絡が来て会えるだけでもやっぱり嬉しかった。

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