天国への切符
帰りの電車はとても長く感じた。
こんなはずじゃなかったのに…
何か、泣きそう。
だけどその時…混み合う車内で背後に異様な空気を感じた。
ピッタリとくっつく体。
すぐに後ろを振り返ると、50歳くらいのハゲたおっさんがあたしのすぐ後ろに立っていた。
ジロッとにらみをきかせ、あたしはまた前を向いた。
でも、明らかに感じる違和感。
短いワンピースを着ているからか、太ももに手が当たる感触をモロに感じた。