天国への切符


帰りの電車はとても長く感じた。


こんなはずじゃなかったのに…


何か、泣きそう。


だけどその時…混み合う車内で背後に異様な空気を感じた。


ピッタリとくっつく体。

すぐに後ろを振り返ると、50歳くらいのハゲたおっさんがあたしのすぐ後ろに立っていた。


ジロッとにらみをきかせ、あたしはまた前を向いた。


でも、明らかに感じる違和感。


短いワンピースを着ているからか、太ももに手が当たる感触をモロに感じた。

< 47 / 363 >

この作品をシェア

pagetop