彼の命日。

このかと他愛のない会話をしながら10分ほど歩いた。
毎日のように通っている場所がある。


「ののちゃん!見て!!」


グッと私を引っ張ったこのかを見ると、その場所に着いたことが分かる。


「うん、行っておいで?」


私の言葉に、このかは手を離して走って行ってしまった。
私たちが毎日のように通ってる場所は、小さな公園だ。

このかは、いつの間に仲良くなったのか近所の子達と毎日ここで遊ぶのが楽しいみたい。
私はというと、近くのブランコに座って時間が過ぎるのを待っている。


「…このくらいはお姉ちゃんとしてね。」


なんて、お姉ちゃんぶって呟く。
でも本当はそんなにいいお姉ちゃんではない。


自分のスマホに目をやる。
時刻は5時30分を過ぎたところだ。


< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop