アヴァロンドレイク
3話【はぁ…自業自得だ…】
やぁ、もう3話なのに俺の名前を言ってなかったな、俺の名前は神崎黒刀
高校2年生だ、今俺は膝を地面につけてる、手も地面につけている、もちろん全力で顔も地面につけてる…まぁ…これを簡単には言うと「土下座」だ…
「ごめん…」
「ごめんじゃねえよ!!このバカお兄ちゃん」
はぁ…あのキツネの少女の世界にいたら、うっかり買い物のこと忘れてた…
「あ、あの…」
「(バカ…顔出すな!!…)」
キツネの少女はドアの隅っこで小さくなり、コクリとうなずいた。
もしハルなんかにばれてら…変態お兄ちゃんの完成である…それだけは避けなければ…
「聞いてるの!!お兄ちゃん!!」
「も、も、もちろん!!聞いてるよ…何の話だっ…ぐほっお!!!!」
顔を上げて話していると思いっきり足で顔を勢いよく地面に叩きつけだれる。
多分…俺…一瞬気負うしなったかもな…
「あ!ご主人大丈夫ですか!?」
叩きつけだれてから数秒でキツネの少女は俺に近づき心配そうな顔で俺を見ている…あぁ…俺…終わったな…
「!?」
ハルは何が起こったのかわからない顔をしている…まぁ普通だろな…さぁ今日から変態お兄ちゃんとして生きていくのか…死にたい…
俺が絶望に浸っているとハルから思いもいてなかった言葉が口からでる
「な、な、な、なんて可愛いのー!!!!」
そう叫ぶと勢いよくキツネの少女を強く抱きしめて、あ~可愛い!!と、もだえている…え…なんだこれ…キツネの少女は「う、う~!!」と言っている…我慢してるのか…
「お兄ちゃんこの子どうしたの!?」
「え!?いや~なんか…帰るところがないから貴方の家に住ませてもいいですか?って言われたから…も、もちろんハルにも紹介するつもりだったんだが、俺が家に帰った瞬間「土下座して謝れ」って言うから言いそびれたんだよ…あはは…」
……こんな事でごまかせるのか…
「え!?そうなの!?全然いいよ」
あ…こいつチョロいわ…
「離してく~だ~さ~い」
我慢の限界なのかいきなりじだばたし始めて「あ…ごめんごめんww」
そう言うとハルはゆっくりキツネの少女を降ろすとキツネの少女は勢いよく俺に抱きしめてくる…
「あ~逃げられた…(T-T)」
「はぁ…自業自得だ…」
キツネの少女は俺の胸の中で震えている…「ごめんね…え~と名前って何かな?」
「う、う~…な、名前…キュウビと言います…」
それを聞いてハルは笑顔になり「よろしくね、キュウビちゃん♪」
それを聞いたキュウビは、不安の顔は消えていて、「こ、こちらこそよろしくお願いします…ハルお姉ちゃん」そうキュウビが言うとハルとキュウビはお互い見つめあい笑顔の会話をしている……まぁ、なにがともあれ俺が変態お兄ちゃんが回避できて俺は大満足だ…よ、よかった~
「あ~はいはい、見つめ合うのはそのぐらいにして、早く飯食おうよ」
そう俺が言うとハルは我に戻ったのか、「あ、うん、そうだね!」と言ってキュウビをひとなでしてキッチンに行くと思いや俺のそばにきて「ねぇ、なんでキュウビちゃんコスプレしてるの?」それを聞いた瞬間、汗が吹き出る
「え、あ…それは…趣味…趣味だしいよ!!」……我ながら何お言ってるんだ…俺は…「へぇーそうなんだ…」…どんだけ単純なんだよ!!と思ったが言うのはやめておこう…
「よ~し!今から晩ご飯だ!!」
「わぁ~い♪」とキュウビは両手を上に上げながら喜んでいる…可愛い…!?いやいやこいつを可愛いと思ったら俺は完全にロリコンになってしまう…はぁ…俺はそんなことを思いながらキュウビの頭をなでて「よかったな」と優しく言う。
「うん♪」と笑顔でキツネ耳を揺らしながら言うキュウビ…あ~もう!!
どうしてこんなに可愛いんだよ!!もう!!
そして、飯も食って風呂も入り寝ることになった…「はぁ…予想はしていたけど…まったく」
「どうして一緒に寝てはダメ何ですか!?ご主人!!」
「ダメだよキュウビちゃん、私と寝よう、ね!」
はぁ…俺がもしキュウビと一緒にベッドに入ってみろ…絶対寝れない自信がある…
キュウビのキツネ耳は垂れ下がり涙目になっている。
俺は少ししゃがみ「これでさよならじゃないんだぞ?明日も一緒にいられるんだから、寝るぐらいは我慢しようぜ」と言うとキュウビは「ご主人がそこまで言うなら…わかりました…」としぶしぶと了解してくれたようだ…「じゃあ行こうかキュウビちゃん」
「う、うん…」
「それじゃおやすみ~お兄ちゃん」
「おやすみなさい…ご主人…」
ハルは手を軽く振り、キュウビはペコリと礼をしてハルの部屋に行く。
「おう、おやすみ」
はぁ…なんか今日は疲れたな…ゆっくり寝るか…そして、俺はベッドに倒れこみゆっくりと眠りに落ちた……ガサガサッ……ん…なんだ?…俺は寝ぼけながら、右から左に顔を向けると……!?…俺の眠気は一気に消え去り、一瞬だけ理性が飛んだと思う……なぜならパジャマ姿でこっちを向いて気持ちよく寝ているキュウビの姿があったからだ…「なっ!……なんでお前がここにい…!?」それを言う途中でキュウビが俺の胸の中に潜り「ご主人…」と寝言を言ってぐいぐいと上え上えと上がってくる…おいおいおいおい!これはヤバイ…もうキュウビの吐息が感じでるところまで近づいてくる…あ…あ…や、ヤバイ…理性が……上え上えと上がっているため、パジャマの服の形が崩れてキュウビの胸の谷間が少し見えてくる……それが見えた瞬間、俺は気を失った…
そして、朝になる。
「ふぁ~あ、……なんか…変な夢を見たような…」
俺が起き上がりベッドに手をつけるとフニャっとした感触がした……え?…俺は寝ぼけながら「なんだこれ…」と言いつつ触っていると…「…ん…」となんとも言えない声が聞こえて、昨日あったことをすべて思い出す。「あっ!!……お、俺は…なんて事お…」
「ンニャ…おふぁようございます…ご主人…ふぁあ~」
それを聞いてビクッ!とする
「お、おはよう!!」
「朝から元気いいですねぇ~ご主人は」
「あ、あはは…」
そして、勢いよく俺の部屋のドアが開けられて、さらにその瞬間キュウビが「昨日は激しい夜でしたね♪」
………は!?
「お~に~い~ちゃ~ん…私のキュウビちゃんを…よ、よくも…」
ハルの顔は殺気にみち溢れていた…
「え!?いや!?ち、違う!!お、お前何言ってんたよ!!」
キュウビは何言ってるの?と言う顔で「だって、お母さんが男の人と一緒に寝たらこう言うのよって言ってたから…」……いやいやお母さん…まだ幼い子供になんちゅうこと教えてるんですか!?
「とにかく…キュウビちゃんとお兄ちゃんが一緒に寝てたのは…な・ん・で?」ハルはとってもいい笑顔で言ってきた…あ…俺…死んだな…
そして、朝から大きな叫び声が家中に叫び廻った…
《オマケ》
「ご主人!!一緒にお風呂入りましょう!!」
「は?……いやいやハルと入りれよ!」
「い~や~で~す~!私はご主人と入りたいんです!!……私とじゃ…ダメですか…」
やめろ…そんな顔で俺を見ないでくれ…
「え、いや、嫌だとかじゃないけど…ほら……俺ら一様男女だからさ…ダメなんだよ」
一瞬心が揺れた俺を全力で殴りたい…
「あ~はいはい、キュウビちゃん一緒に入ろうか♪」
ハルはキュウビの背中の服をもち風呂場まで連れていく…
「離して下さい!!ご主人ー!助けてー!」
「た 、助かった…」
その後、裸でご主人と叫びながら、きた時は鼻血で倒れた…
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