わたしの365日
あぁ。なんでかな、私。

体が勝手に動いて陽斗をかばっている
私がいる。


お腹の辺りは激痛が走り、真っ赤な血を
どんどん流している。

刺されたんだ私。

こんな男をかばったんだ。


陽斗はビックリした目で私を見る。

女の子はオドオドしている。



「あのさ、とりあえず救急車……」


私が陽斗に言う。

はぁ。痛いんだからさ、話させないでよ。

もっといたくなるじゃん……。


血、止まらないし。

タオルでおさえても無理だ。








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