secret act Ⅰ
『偶々5年前に会った私に気付いてからかってるんですよ。』
と、私は笑った。
本当は笑いたくなかった。
笑うことで今まで支えてくれてたあの言葉とピアスも嘘だと言ってるような気がした。
でも、私はずっと笑いながら話した。
「.........」
御堂先輩はジーっと私を見ていた。
『.....先輩。お昼休み終わっちゃいますよ。戻りましょ?』
なんとなく見透かされそうで、そう言って私は御堂先輩に背を向け階段に向かった。