secret act Ⅰ
「お前のこと好きだって言ったよな。
守るって言ったよな。
俺を誰だと思ってる!!
ここは組だぞ!!若頭だぞ!!
終始、命は狙われてる。
今さらなんだ、それぐらいっ!!」
と、翔貴さんがさっきとは違う呆れてるとも怒っているとも思えるような声をあげた。
『で、でも---「でももくそもねー黙って守られろ!!」
そう翔貴さんは強い目で私を見て言った。
話せば" 離れてくれる "と思っていたのに、
言葉を遮られ逆に" 守られろ "と言われた私は、どうしていいかわからず俯いた。