secret act Ⅰ



『はぁ~...』


寝れない。


目を閉じるとあの後ろ姿が浮かぶ。


枕元に手を伸ばしスマホを取った。


『──1時か....』


そう言えば優輝に今日、言えなかったなぁ…

──ってか、あんなの見てなんて言えばいいかわかんないや....



真っ暗の中1人、自嘲気味に笑った時、

「───裕美.....起きてるか?」

寝ているかもと気遣ったような小さな声がした。


< 459 / 476 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop