secret act Ⅰ



私はベットの上で寝ていた状態から上半身だけ起こした。



翔貴さんはベットの縁に座った。


今帰ってきたであろう翔貴さんからは女物の甘い香水の匂い───


手を伸ばせば届く距離....なのに、なんだかすごく遠く感じる。



苦しくて、悲しくて、不安──



でも、それを隠した。


『.........どうしたんですか?こんな時間に..』


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