氷がとけるように。
「工藤君ってお兄さんいたの?」


工藤俊介。
工藤健史。


健兄って呼んでたし。


「健兄?
叔父さん。父さんの弟」


「ふーん。家族でしてるんだ工場」


工藤自動車商会。
工場の名前も工藤だし。


叔父さんに妊婦の奥さんと工藤君。


「ああ。後2人従業員がいる」


「失礼します」


工藤の奥さんがお茶のおかわりを持って来てくれた。


「俊介の知り合いなんですね。ゆっくりしていって下さいね」


私と工藤を笑顔で見て出て行った。


「可愛い人だね」


「そうかぁー。あいつの性格知ったら可愛いなんて言わないな。絶対」


はい。はい。謙遜しちゃって。
心の中で突っ込む。





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