~天使ロード~
佐藤くんの背中はとても大きくて、体温が温かかった。

じわじわと伝わってくる佐藤くんの熱。

私は今佐藤くんにおんぶされているんだ!


佐藤くんから香るいい匂い。
これは香水とはまた違う。


「里中、姿勢辛くないか?」


「うん、全然平気
それより昨日はごめんね…」


「あぁ、正直いってビックリした
でも気にしてないよ!」



本当に気にしてないのかなぁ…?


佐藤くんの優しさにまた心引かれる。



朝のあの出来事がまるで嘘のように思えた・・・
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