~天使ロード~
「少し俺の胸の中で泣く?
俺の胸でよければ貸してやるよ?」


そう言った佐藤くんの言葉に耳を疑った。
佐藤くんは目をキラキラと輝かせ、私の顔をじっと見つめている。


まさかこんな展開になるとは思いもしなかったなぁ~


「じゃあほんの少しだけ、お言葉に甘えちゃうね!」


「もっとこっちに来いよ、里中」



私はそして遂に………




佐藤くんに抱き締められてしまった。

思わず片手に持っていた缶ココアを落とし、コロコロと転がっていく。



どうしよう、顔近すぎるよ…


胸がドキドキしているのを、佐藤くんに聞かれちゃうよ…
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