極彩色のクオーレ





玉ねぎ型爆弾は本来いたずらのためにギベオンが開発したものであるが、今の使用用途は異なる。


これはセイクリッドたちを効果的に足止めするのと同時に、ケセラたちの身を守るための立派な武器として機能しているのだ。


つまり、爆弾が尽きてしまったら待ち構えるのは恐ろしいことである。


ケセラは真っ青になってギベオンの肩を掴んだ。



「ど、どうするのギベオン!


爆弾がなくなっちゃったら足止めどころか、僕たちが危ない目に遭っちゃうよ!?」


「痛ったいな、そんなに強く掴まないでよ!


大丈夫だってば、まだ方法はあるから!」


「ほ、方法って!?」


「……い、今から考えるんだよ!」


「無いんじゃん!」


「うるさいっ!」



逆ギレしたギベオンに小気味いい音を立てて殴られ、ケセラは涙目になって痛みを噛み締める。


なんだか今日はいつになく理不尽な扱いを受けている。



「ぼ、僕、本当のこと言っただけだよ〜。


嘘ついて見栄張ったギベオンが悪いんじゃないか」


「はあっ!?なんだよ、まだ殴られ足りな」


「みゅうっ!」


「みゅみゅっ!」




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