極彩色のクオーレ





あんまり言うとへそを曲げられてしまうので、意地悪するのはここまでにしておく。


サブレをつまんだリビアは、自分に関する内容にならないように話題を変えた。



「そういえば、あんたもう聞いた?」


「え?」


「ケセラのこと、あいつようやく親にギベオンを紹介できたんだって」


「そうなんだ」


「ようやく1歩前進ってところね。


ケセラがギベオンに告白したときも、ギベオンが女らしくするのに抵抗あるからって断ろうとしたし。


それを気にしてケセラも付き合うのあきらめようとしていたし、あんなにめんどくさいカップルも珍しいわね」



当時のことを思い出し、ティファニーは同意した。


ギベオンはともかく、意外にもケセラが意地っ張りであるということが判明したときでもあった。


ひとまず今は順調であるらしい。



「ギベオンも、女らしくしようっていう考えは最近捨てたみたいよ。


ケセラが今まで通りのギベオンが好きだってちゃんと言ってから、けっこう吹っ切れたみたい」


「良かった、まだちょっと心配してたのよね」


「もうあの子がスカートを買おうとして、それをからかってバカトリオが殺されかける状況は起こらずにすみそうね。


まあ、見てる分にはおもしろいから起こってほしいけど」


「リビアったら」




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