極彩色のクオーレ





ニコを埋葬した夜、ティファニーはシャロアを家に泊めた。


シャロアだけじゃない、セドナやラリマー、ケセラたちも全員、ティファニーの家に残ったのだ。


部屋が足りず、旅で雑魚寝に慣れているラリマーとシャロアはリビングに寝ていた。


明け方ふと目が覚め、ティファニーは一緒に寝ていたリビアとギベオンを起こさないようにして水を飲みにキッチンに向かった。


そのとき、誰かが外へ出ていく気配を感じた。


気になってリビングを覗くとそこにはラリマーしか居らず、シャロアが出て行ったのだと分かってティファニーは急いで玄関に向かった。


ドアを開けて外を見回し、通りの方へ向かっていくシャロアを見つけて呼び止めた。



「待って、シャロア」


「おや、見つかっちまったか」



シャロアは特に驚いた様子も見せずに振り返る。


彼のところに追いついて、ティファニーは静かに尋ねた。



「……もう、ルースを出るの?」


「ああ、一つの場所に長居するのは苦手なもんでな。


本当は昨夜のうちに出ようと思っていたんだが」


「長居って、まだ一晩しか経ってないのに」


「おれにとっては長いに入るの。


それにおれ、こういう理由じゃなかったら故郷に帰るつもりは無かったよ」




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