極彩色のクオーレ
「それってもしかして、シャロアのことか?」
ニコが目を丸くした。
これまでで最も驚いた表情を浮かべている。
「マスターのこと、知ってるんですか」
「ああ。あいつが造って置いて行ったゴーレムが、あいつのことをそう呼んでいるのを聞いたことがあってさ。
緑髪のロン毛で後ろで三つ編みにしてて、いつも長い黒いコート着てたやつだろ?」
「はい」
もう一度、ラリマーの指が高く鳴った。
なぜだかウインクをする。
「じゃあ、やっぱりオレの知ってるあいつだわ。
へえ、まさかこんなところで、あいつの造ったゴーレムに出会えるとはな」
「どこで彼と知り合ったんですか?」
一歩踏み出してきたニコに、ラリマーはにやりと笑った。
ニコの左胸をつつく。
「お前の身体をもっと詳しく見せてくれたら、教えてやるよ」
「分かりました」
間髪入れずにニコが承諾する。
すると、ぐう、という情けない音が響いた。