極彩色のクオーレ





「諸君に集まってもらったのは他でもない。



2週間後の小春星(こはるぼし)奎彗(けいすい)は、ティファニーの16歳の誕生日だ」



ほとんどが、初めて聞いたという顔になった。


ニコとレムリアンは、驚いたのかどうか分かりにくい表情のままである。


セドナは知っているらしく、大きく頷いた。



「というわけで、これより我らが姫君の誕生日を祝うサプライズパーティーの計画を始動する!」



ばん、と少し強めにテーブルを叩いてラリマーが宣言した。


そして拳を天井へと突き上げ、「いえーい」と楽しそうに笑う。


テンションにつられたタンザとハックが同調し、ケセラも小声だが一緒に「いえーい」と言った。


恥ずかしそうな、けれど嬉しそうな表情。


これまで友達の誕生日を祝ったりパーティーを考えたりしなかったので、わくわくしているのだ。


セドナは言わなかったが、主役がティファニーというのもあり、かなりやる気のようである。


しかし発案者がラリマーだからか、どことなく複雑な顔つきだった。


ニコとレムリアンの反応は言うまでもない。






*小春星…10月のこと。
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