極彩色のクオーレ
逆に、冷めた表情を浮かべているのは女子組だった。
彼女らは同時にため息をつき、白けた目つきでラリマーを見る。
「サプライズって……なんか、響きからしてバカそうだな。
それに、ティファニーにサプライズとか絶対に失敗するでしょ。
セドナは隠し事できなそうだし」
「そ、そんなことねえよ?」
セドナは否定したが、その目が泳いでいるのを全員が見逃さなかった。
一気に不安になる。
「ニコも無理じゃないの?
というか、ゴーレムは隠し事とか向いていないと思うけど」
「そうですね、聞かれたら答えるかもしれません」
「ワタシも言ってシマうと思ウ」
ゴーレム組が、隠すことに対して努力するとも言わずに認める。
ティファニーに計画を知られてしまう可能性が、一気に濃くなってきた。
彼らの要因もあるが、ティファニーの勘の鋭さも不安要素である。
ラリマーが腕を組み、背もたれに反り返った。
「問題はそこなんだよなー。
この間も、オレがティファニーの家の花壇壊したの速攻でバレたし、サプライズは無理かもな」
「お前言っておきながら……」
「というか、それは大丈夫なのか?」
タンザとハックがげんなりと肩を落とす。
いきなりパーティー中止のような空気になり、わくわくした分だけショックを受けたケセラが、おずおずと手をあげた。