私の意地悪な旦那様
功希に付き添われて病院に行けば、おめでとうございます!と医師に祝福される。
隣に立つ功希を見上げれば、どことなく口の両端がつり上がっている気がして。
それからは、色々な手続きをし、お互いの両親や友達に報告したりと、明るく幸せな日々がずっと続いていた。
心配することも何もなく、あっという間に安定期に。
いわゆるマタニティブルーになるかと思いきや、べったりとひっついてくる功希のおかげでそんな暇もなく。
もう産まれてもおかしくないんじゃないかって言われてからは、ますます過保護になった。