私の意地悪な旦那様


律が産まれてからの功希は、それはそれは凄まじかった。


というのも、退院するまで昼休憩でさえわざわざやって来ていて。

私の隣のベビーベッドで眠る律を撫でながら、「今日も起きてない……」と毎日のようにぼやいていた。




退院して家に帰れば、起きている律に感動しては、無言で写メを撮り続けていたり。


どちらかというと子供は嫌いそうなのに、目に入れても痛くなさそうなほどの溺愛ぶりに、笑うしかなかった。


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