私の意地悪な旦那様
»莉乃

ゆらゆらとした感覚に、わずかに伝わってくる振動。

香った匂いに、目を開けなくても誰の温もりなのかはっきりと分かった。


「おはよう、寝坊助」

私のわずかな動きに気付いたのか、上の方から声が降ってくる。


私だって怒ってるんだから。

聞こえなかったフリをしていると、突然浮遊感が襲った。


< 4 / 330 >

この作品をシェア

pagetop