甘い唇は何を囁くか
何より…

シスカと一緒になれたということ

身体も心もー魂も…。。

遼子はシスカをぎゅっと抱きしめた。

「どうした?」

シスカは微笑んで、遼子の髪を撫でた。

「…愛してる…よ。」

遼子は、うっすらと涙ぐんで顔を上げた。

「…そんな言葉では足りないほど、俺も愛してる。」

「うん」

可愛い遼子…もう二度と離さない。

離れない。

文字通りの永遠を、共に生きよう。。

遼子は涙を拭うとはにかんで囁いた。

「私、おかしいのかな…?」

「ん?」

遼子から漂う香りが濃くなる。

シスカは遼子がそれを言う前に、はにかみ返して囁いた。

「まだ足りない。また、しようか。」

遼子は笑い返して頷いた。
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