secret act Ⅱ
「裕美。もし、婚約者として発表してよければ今から連絡をしてくれないか。」
翔貴さんにそう言われた。
連絡するのは構わない。
叔父がなんと言うかも不安だけど....
ただ、やっぱりまだ組員さん達が気になる。
『────連絡をする前に、今会える組員さん達だけでも少しお話しできますか?』
「気になるか?」
小さく頷いた。
「わかった。」
翔貴さんが時計を見て「10時過ぎか...」と呟くと飛翔さんに
「事務所にいる手が空いてる奴は呼んでいいか?」
「あぁ、構わん。」
返事を聞くとどこかに電話を掛けた。