secret act Ⅱ



───翔貴さんから飛翔さん....そして再度翔貴さんにスマホが移動する。


叔父さんがなんと言っているかわからないけど、
翔貴さん達は今までの事、婚約の事を話している。


「裕美。きっと大丈夫だよ」


落ち着かない私を見て美空が安心させるように声をかけてくれる。





私の手から離れて、どれぐらいたったのか私にスマホが戻ってきた。


『───叔父さん?』

《裕美?》

叔父さんは最初の声とは違い心配げな声。
いきなりな話に困惑してるだろうなぁ。

《....話は聞いた..思い出したんだな....》

『....うん...』

《─────3日にまた"あいつ"が来るのか?》

『....うん...』

《そんなことは知らなかったが毎年3日が近づくと不安だった。
....だから、目が届くよう必ず帰ってくる理由をつけてたんだが......今回は裏目に出てしまったな..》

申し訳なさそうな叔父さんの声。


叔父さんは叔父さんなりに今まで私を不安がらせないよう心配して守ってくれてたんだ。
そう感じると目頭が熱くなった。


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