secret act Ⅱ



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《もしもし。》

『叔父さん。裕美です。』

《あぁ。元気か?》

『はい。今日はお話があって...』

《ちょうどよかった。私も話があったんだ。
3日の夜、由羽(ユウ)の婚約者の家族と顔合わせがあるからそのつもりでいてくれ。》

『えっ、3日?お姉さん婚約?』

《あぁ。毎年3日は帰ってくる約束だし、こっちも先方も都合よくて急遽決まった。》


『.......』
3日に翔貴さんのそばにいれない....


一気に不安になり翔貴さんを見た。


そんな私に気付いた翔貴さんが
「裕美?どうした?」心配げに声をかけてきた。


『.............3日........姉の婚約者家族と顔合わせが... 』

《......誰かいるのかい?》


翔貴さんの声が聞こえたのであろう。
電話口から窺うような叔父さんの声が....


「裕美。電話かわって。」


翔貴さんにそう言われ何から話せばよいかわからなくなった私はそのまま電話を変わった。


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