ボランティア
「…勇太…何なんだよ…痴女なんだけど!何?病気持ちか何かなのか?」
月曜日、講義室で勇太を見付け蘭の事を告げた
「へ?俺は迫られた記憶無いけど」
「お前の事はどうでも良い!てか、何で蘭は自宅に帰らないんだよ」
「………蘭ちゃんから聞いてないなら、俺からは言えないよ…ボランティア辞めたいなら、俺から蘭ちゃんに言ってやるよ?」
…ボランティア辞めたいとか、そう言うことを言いたい訳じゃない…ただ、蘭の素性が知りたいだけなんだよ
「……和波…蘭ちゃんを救ってやって?」
「……え?」
うつむき掛けた顔を上げた時には、勇太は俺の肩を軽くポンっと叩き講義室から出ていってしまった
蘭を救うって…一体どういうことだ?
この日の講義は、全く何も頭に入らず、ずっと蘭の事を考えていた