ボランティア
短い間だったけど、こんなに苦しくて涙が止まらないのは、それだけ和波さんの事を好きになってたから…
好きになりすぎて、和波さんが解らない
いつの間にか泣きつかれて寝てしまったらしい…窓の外は夕焼け空
ふとスマホを見ると着信とLINE
着信は杏佳だった
かけ直すと、すぐに杏佳が出た
『蘭?あんた、和さんの家から出たんだって?和さん、滅茶苦茶心配してたよ』
「あー…うん、もう和波さんの近くに居るのが辛くなっちゃって」
『……何かあったの?』
「毎週水曜、彼女とデートしてるみたいで…今日、散歩してたら和波さんと彼女がキス…してるとこ、見ちゃ…って…グズッ…和波さんの事好きだけど…彼女がいるなら無理だよ」
「………蘭…解った…和さんには伝えとく」
涙が止まらない私を気遣って、杏佳は電話を切った