鈴芽 ~幸せのカタチ~
『送ってくれてありがとう。』

『あぁ。今日はありがとう。』

『さっきの10日って何?』

『理名が、来月の10日は絶対会ってくれって。
何かあるのか?』

聡子は大きな溜め息をついた。

『あの子の誕生日よ。
あきれた。自分の子供の誕生日覚えてないなんて。』

イチローはその言葉に何も言い返せなかった。

『ま、いいわ。
会ってやって。』

『いいのか?』

『じゃ、おやすみなさい。』
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